【ソムリエがすすめる】おいしい赤ワインカクテルのレシピ13選|カクテルに使う赤ワイン選びのポイントもご紹介

 

   

 

カクテルに使う赤ワインの選び方

まずは、赤ワインカクテルに使うワインの選び方について解説いたします。

1.余りものでも問題ない

家に余っている赤ワインをカクテルに使用するのは、新しいボトルを開ける必要がなく、アレンジレシピによって自分好みの味わいで楽しめるのでとってもお得です。飲みきれずに2~3日経ってしまったようなワインでも問題はなく、カクテルにすることで劇的に飲みやすくなります。

ジュースなどを混ぜることで、渋くて飲めなかったようなワインも、美味しく召し上がることができます。カクテルを覚えることで、料理酒以外にも赤ワインを使用できる幅が広がりますよ。

「贈り物で赤ワインをいただいたけど、渋みが苦手で飲みにくい・・」と困っている方にはとってもオススメです。

2.飲みやすさを重視するなら

赤ワインは、「ライトボディ」から「ミディアムボディ」、「フルボディ」まで様々な重さのものがあります。ライトボディは、渋みが少なく飲みやすいのが特徴で、おすすめです。

ミディアムボディは、赤ワインが好きな人におすすめで、重いフルボディも開けてから日数が経っているワインなら美味しく飲めます。ただし、氷などを入れると渋みが強調されてしまうので、基本はライト~ミディアムくらいが飲みやすくおすすめです。

もし、「カクテルのベースにも使えて、普段はお食事に合わせて飲める飲みやすいワインが欲しい・・」という場合は、以下の赤ワインをオススメいたします。

■商品名
コート デュ ローヌ ルージュ ル プティ アンデゾン
■料金
1,760円
■商品情報
容量: 750 ml
ぶどう品種: シラー(2/3)、グルナッシュ(1/3)
原産国: フランス
生産者: エステザルグ葡萄栽培者組合
■商品の特徴
とってもお値打ちな価格でありながら、ジューシーな果実感やスパイシーな雰囲気の香りを楽しめる、飲みやすいコスパワインです。クセが強くないのでカクテルのベースとしても良いですし、お肉料理と合わせて飲むのもとってもオススメ。

ご夫婦などで日常的にワインを飲む方には、こちらのようなBIB (バッグインボックス) タイプがオススメ。3リットル (= ワインボトル4本分)が入っているのに、とってもお値打ち。

パウチの袋になっているので、開封後も1~2ヶ月程度は味わいを損なわれずに楽しめます。そのまま飲んでも、お料理に使っても、カクテルのベースにしても良し!

■商品名
マスドジャニーニ BIBルージュ

■料金
5,170円(税込)
■商品情報
容量: 3,000 ml
ぶどう品種: カリニャン 100%
原産国: フランス
生産者:マス・ド・ジャニーニ
■商品の特徴
南フランスで有機栽培のぶどうだけで作られた、ナチュラルなのにとってもリーズナブルなコスパ最高の赤ワイン。フレッシュでとても飲みやすく、サングリアやカクテルのベースにも最適です!

 
 

【ソムリエおすすめ】赤ワインカクテル13選

それでは、赤ワインを使った飲みやすいカクテルのレシピをご紹介していきます。赤ワインにアレンジを加えることで、渋みが抑えられて飲みやすくなりますよ!

 

1. キティ

キティは、赤ワインとジンジャーエールを半々に混ぜ合わせたドリンクです。ベリー系の香りとジンジャーエールのほど良い辛みが特徴で、可愛い名前からもわかるように女性にピッタリな味わいです。氷を入れることでさらに飲みやすくなります。

【材料】
赤ワイン: 1/2
ジンジャーエール: 1/2

【作り方】
グラスに赤ワインを入れ、ジンジャーエールを注いだら混ぜ合わせて完成!

 

2.レッドワイン・クーラー

ワイン・クーラーとは、ワインをベースにオレンジジュース、グレナデンシロップ、ホワイトキュラソーを加えて作るさわやかなカクテルです。ロゼワインを使うことが多いのですが、赤ワインでも美味しく作ることができます。

開けてから数日たって酸味や渋みが強くなってしまった赤ワインにもピッタリな、甘味のあるカクテルになります。また、赤ワインとオレンジジュースの比重をうまく利用すれば、オレンジと赤がきれいに映える2層のグラデーションを作ることもできますよ!

【作り方】
(1)グラスにクラッシュドアイス(砕いた氷)またはキューブアイスを入れます。
(2)次にオレンジジュース30ml、グレナデンシロップ15ml、ホワイトキュラソー10mlの順番で入れ、最後に赤ワインを90ml注ぎます。
(3)出来上がったら、2層のきれいなグラデーションで楽しめます。飲む際には軽く混ぜてお召し上がりください。

 

3.スプリッツァー・ルージュ

スプリッツァーは、オーストリアのザルツブルグで生まれた、簡単なワインカクテルの一種です。
英国のダイアナ妃が好んだと言われ流行ったカクテルで、白ワインをベースにして作るレシピが多いですが、赤ワインでももちろんOK!
ミネラル分が高いヨーロッパの天然炭酸水を使うと味がなじんで美味しいと言われています。

【材料】
・赤ワイン
・炭酸水
(配合はお好みで1:1がおすすめです)

【作り方】
グラスに白ワイン、炭酸水を注ぎ入れ、長めのバースプーンで1~2回くるっとかき混ぜ完成。あまり長く混ぜると炭酸が抜けてしまうので、さらりとスピーディに仕上げるのが美味しく作るコツです。

 

4. カリモーチョ

この斬新なカクテルは、メキシコ発祥といわれています。1800年代後半にスペインの植民地だったメキシコでは、スペインの影響によるワイン文化もあり、メキシコ人が大好きなコーラと組み合わせてカリモーチョが生まれたという説があります。

ベースにする赤ワインは、しっかりとした果実味のあるヴィンテージの若いワインがおすすめです。コーラのしっかりとした甘味と炭酸がほどよく溶け込み、残ってしまった酸味が強い赤ワインでも大丈夫です。

【作り方】
グラスに氷を入れ、赤ワインとコーラを1:1の割合でゆっくりと注ぎます。
お好みでレモンやライムを添えると見た目もおしゃれになり、メキシコ気分も味わえます!

 

5. キール・カーディナル

「キール・カーディナル」は、赤ワインをベースにした、爽やかなカクテルです。その他にも、ジンジャーエールやオレンジジュースなどを加えて作ることもできます。さらに、レモン果汁やシナモンなどをトッピングして、より一層美味しく仕上げることも可能です。

【作り方】
(1)グラスに氷を入れます。
(2)赤ワイン60mlとクレームドカシス10mlをゆっくりと注ぎます。 (3)軽く混ぜたらできあがり!

キールというカクテルは、第二次世界大戦の直後ブルゴーニュ地方ディジョン市の市長が、売り上げを上げるために考案したものです。
正式なレシピでは、アリゴテ種の白ワインと、カシスリキュール「クレーム・ド・カシス」をグラスに注ぎ混ぜるものですが、赤ワインベースのキール・カーディナルも美味しいです。

特に、ヴィンテージの若いベリー系の果実味溢れる赤ワインとの相性も抜群で、深みと甘味が増してとっても美味しいので、飲み過ぎには注意です!

 

6. サングリア

フルーツをたっぷり使ったカクテルを楽しみたいなら、サングリアがおすすめです!
最近はバルのようなお店でも見かけることの多いサングリアですが、フレッシュなフルーツを使って自分で作るサングリアは格別です!フルーツの甘みと相まってとっても飲みやすくなりますよ。

以下のレシピは赤ワイン1本分に対してのものですが、余っているワインの量に応じてフルーツなどはお好みで調整してください。

【材料】
赤ワイン(1本・750ml)
ブルーベリー(40粒)
イチゴ(7個)
オレンジ(1個)
砂糖(大さじ1~2)
シナモンスティック(2本)

【作り方】
まずはピッチャーやデカンタを用意し、カットしたフルーツと砂糖、シナモンを入れ、1本分のワインを注ぎます。
最後に氷を入れてよく混ぜ合わせると完成です!

 

7. アメリカン・レモネード

レモネードに赤ワインを入れて作るのが、アメリカン・レモネードです。
ワインの量が少なく、アルコール度数も控えめになるので、お酒に強くない方にもオススメできます。

【材料】
・赤ワイン:30ml
・レモンジュース:45ml
・ミネラルウォーター:15ml
・ガムシロップ:15ml

【作り方】
レモンジュースとミネラルウォーターを混ぜたものに、ガムシロップを加えてレモネードを作ります。
そのあとで赤ワインを入れてかき混ぜれば、アメリカン・レモネードの完成。

赤ワインをそっと上から注ぎ、かき回さないで仕上げることで綺麗な2層の見た目にすることもできます。

 

8. ロマンチックハーモニー

キュートな名前が印象的なロマンチックハーモニーは、赤ワインとカルピスを組み合わせたカクテルです。カルピスを入れた後、赤ワインを注ぐと、白と赤がはっきりと分かれた2層のカクテルになります。

それをマドラーで混ぜると、美しい乳白色のカクテルが完成します。ミルキーでやさしい味わいが特徴で、名前の通りロマンチックな気分を楽しめます。

【材料】
・赤ワイン……30cc
・カルピス……70cc
・氷(お好みで)……適量

【作り方】
1. グラスにカルピスと氷を入れる
2. 赤ワインをゆっくりと注ぐ

 

9. マイラ

マイラは、赤ワイン、ウォッカ、スイートベルモットを組み合わせたカクテルで、飲みごたえがあります。「赤ワインを飲みやすくしたい」という人ではなく、「赤ワインだけでは物足りない、もっとパンチをプラスしたい」という人にぴったりなカクテルです。アルコール度数が高めなので、少量をゆっくりと楽しむことをおすすめします。

【材料】
・赤ワイン……30cc
・ウォッカ……15cc
・スイートベルモット……15cc

【作り方】
材料をマドラーで軽く混ぜ、カクテルグラスに注ぐ。

 

10. ローザ・ロッサ

ローザ・ロッサが作るカクテル「アマレット」は、赤ワインとジンジャーエール、そしてあんずを合わせて作られています。このカクテルは、濃厚な甘みと爽やかな赤ワインが絶妙なマッチングを演出し、「理屈抜きで人付き合いができる自由人」という酒言葉があります。
渋みの少ない赤ワインを使うことで、より軽やかな味わいを楽しめます。

【材料】
・赤ワイン……60cc
・アマレット……30cc
・ジンジャーエール……30cc
・氷(お好みで)……適量

【作り方】
1. グラスに材料を注ぐ
2. マドラーで軽く混ぜる

 

11. ビジョップ

赤ワインにオレンジジュースやレモンジュースを加え、砂糖で味わいを整えたのがビジョップです。とっても飲みやすいスタイルなので、赤ワインの渋みが苦手な方でもきっと飲めると思いますよ。

【材料】
・赤ワイン:130ml
・オレンジジュース:15ml
・レモンジュース:10ml
・砂糖もしくはシロップ:1tsp

【作り方】
1. グラスにクラッシュアイス (砕いた氷)を入れる
2. 材料を入れ、軽く混ぜたら完成!

 

12. イレブンバイオレット

イレブンバイオレットは、カルピスで有名なカルピス株式会社が考案したカクテルです。カルピスの独特の甘く優しい味わいが赤ワインと調和し、とっても飲みやすい味わいに仕上がります。

【材料】
・カルピス 1/5
・ミネラルウォーター 4/5
・赤ワイン 適量

【作り方】
グラスにカルピスを入れ、ミネラルウォーターで5倍希釈にする。氷を入れ、静かに赤ワインを注げば完成。

 

13. ワイン・コブラー

ホワイトキュラソーというオレンジを使ったリキュールの爽やかな香りと、シロップの優しい甘味が加わることでとってもフルーティーで飲みやすい味わいのカクテルに仕上がります。
赤ワインの他に、白ワインやロゼワインで作っても美味しいですよ。

【材料】
・赤ワイン 80ml
・ホワイトキュラソー 5ml
・ガムシロップ 5ml

【作り方】
クラッシュアイス(砕いた氷) を入れたグラスに全ての材料を注ぎ、軽くかき混ぜたら完成。

 

まとめ

いかがでしたか?
赤ワインを開けたけど飲みきれない、といった時に活躍するのが赤ワインを使ったカクテルです。
フルーツや炭酸、他のリキュールによって味わいがグッとまろやかになり、飲みやすくなるので、ぜひ試してみてくださいね!