スィドロ ロザート2022 [tw202307131332306625391]
販売価格: 2,900円(税別)
(税込: 3,190円)
本数: 1本
商品詳細
赤い果肉のレッドラヴを用いた、綺麗なロゼ色のシードル。心地よい酸味とフレッシュな香りが、暑い日には特に最高。
【タイプ】 | シードル |
【容量】 | 750ml |
【ヴィンテージ】 | 2022 |
【生産者】 | フロリバンダ |
【産地】 | イタリア トレンティーノ・アルトアディジェ |
【ぶどう品種】 | りんご(トッパス、ナトゥーラ、レッドラヴ) |
世界の自然派ワイン専門店 Alby Select Wineでは、世界各国のオーガニック派の各種ワインをセレクト。甘口や辛口、美味しいぶどうにこだわった産地、地域で特色の異なるブドウを使ったwine など、お酒やアルコールを楽しく選んで頂けるお店です。ギフトやちょっとしたプチギフト、内祝いや結婚祝い、誕生日のプレゼント、彼氏や彼女、お父さんやお母さんへの贈り物、バレンタイン、ホワイトデーのお返し、クリスマスのパーティーや忘年会、新年会、女子会、母の日、父の日、敬老の日、お中元、お歳暮などにもピッタリなアイテムもございます。贈答品としてではなく、お取り寄せやご褒美で自分用にもお薦めです。
生産者について:フロリバンダ
<以下、インポーター資料より転載>
エリア・歴史背景
ボルツァーノからアディジェ川沿いに南へ30km、エーニャ(ノイマルクト)の町。 若くから植物学者として大学に勤務し、植物を主体に自然環境、菌、酵母など を、専門的に研究してきたという異色の経歴を持つフランツ エッゲル。1994 年に大学を退職後、父が続けてきたリンゴ栽培農家を引き継いだことを契機に、 シードルの追及へ没頭していく。
当主 エッゲル フランツ
元来このあたりではリンゴ栽培は多くあったものの、そのほとんどは生食用、もしくはジュースとしての需要がほとんど。イタリアでのシードル生産の大半は「輸出用」という現実がある。フランスやスペインに比べ、リンゴを醗 酵させてシードルを造ること自体が「特殊」であることに間違いはない。それでは なぜ、シードルの醸造を始めたのか? 「栽培や収穫にのめり込むほど、リンゴを収穫して販売するだけでは物足りないと感じてしまって、、。あくまでも果実、農産物である以上、形に残すことはできないし、 自分がいくらこだわったリンゴを栽培したとしても、メルカートでその違いに気づいてくれる人は皆無だった。それに比べて、ブドウを栽培してワインを造るという行為は、 果実以上の表現ができると感じたんだ。リンゴを用いて表現できるもの、形の残るものを造りたい、それがシードル造りだったのさ。」そう話すフランツ。自ら収穫したリンゴを用いたシードルの醸造、、、。当初は試行錯誤であったものの、追及心の高い彼。フィルターの使用をやめ、オリ引きの回数を減らし、オリによって原酒が守られる状態(シュール・リー)を維持する事で、完全に SO2 の添加を行わない瓶内2次醗酵のシードルを造りだすまでに至る。
畑について
アディジェ川のほとりにある彼のリンゴ畑、土地は水はけのよい砂質、粘土質(トゥーフォ土壌)。父の代までは一般的なリンゴ栽培を行ってきた。フランツは、これまで自身が学んできた知識と経験をもとに、薬品類の代わりに多種の薬草からとった煎じ液を利用することで、果樹では非常に難しいとされる無農薬、無肥料栽培を実践している。リンゴの品種も病気やカビに強い原種を選抜(1600 年代に日本より伝わったとされるヒメリンゴ系の品種からの交配、ゴルドラッシュ、トッパス)、それぞれ 糖度が上がりにくい品種ではあるものの、果皮が厚く生食よりもシードルに適していること、収穫量を抑えて果実の密度を上げることで、十分な糖度とバランスを持った収穫へたどり着く。当初は試行錯誤ではあったものの、彼の推測は見事に的中し、現在は年によってごくごく微量な天然由来の硫黄物を使用するのみ、ボルドー液はもちろん銅も全く使用する必要がないというバランスの取れた畑に驚愕する。
醸造について
収穫は10 月中旬?下旬。生食用とは違い、樹上にて落ちてしまう直前まで、完熟したリンゴを収穫。破砕して圧搾した果汁は小型のタンクで 20?30 日間、緩やかに醗酵を促す。醗酵が終わった段階で、別に保管しておいたリンゴジュースと微量の酵母を加えボトル詰め、瓶内にてもう一度醗酵が始まるのを待つ。酵母や醗酵中の温度については、まだ試行錯誤の段階だと話すフランツ。
リンゴの果汁のみで醗酵しきった爽快さ、そして全く嫌みのない香りと、心地よくも繊細な味わい。 歴史や伝統にはないものの、フランツのこだわりの栽培・醸造観念によって生まれた、個性豊かな素晴らしい味わいのシードル。まだ実験段階という生産ではあるものの、ぜひとも今後の醸造、そして彼の到達点が本当に楽しみな造り手。